【保存版】整備工場の集客方法7選|今日からできる低コスト施策
「パソコンは得意じゃない。広告費もあまりかけられない。でも今月の入庫をもう少し増やしたい」——もし少しでも心当たりがあれば、この記事をご覧頂くことで問題が解決するかもしれません。
チラシは作ったけれど反応が読めない、SNSは続かない、口コミのお願いはなんだか気が引ける……。「自分にもできるやり方が知りたい」と感じている整備工場の経営者の方へ、むずかしい言葉なしで“今日からできること”だけをまとめました。
ここで紹介するのは、スマホ1台・少しの時間で始められる集客のコツ7選です。お店の情報の整え方、口コミの集め方・返し方、予約までの流れを短くする工夫、近所への伝え方まで、やること/手順/どこを見れば効果が分かるかを丁寧に説明します。
こんな方に役立ちます。
- 電話が鳴る日と鳴らない日の差が大きい
- Googleや地図に出るお店の情報が古い気がする
- 予約までのやり取りに時間がかかり、取りこぼしている気がする
- デジタルは苦手だけど、できることから始めたい
自動車整備工場オーナーがホームページ集客で抑えるべきポイント
1. 「Googleの検索や地図」に出るお店の情報を整える
Googleで店名を検索したときや、地図にお店が出たときに見える「お店の情報ページ」を正しく、わかりやすくします。
- ポイント:店名・住所・電話番号・営業時間を正しくそろえる。休みの日や祝日の時間も入れる。
- 見せ方:外観・店内・作業の様子・スタッフの顔がわかる写真をそれぞれ用意(できれば各3枚以上)。
- 伝える内容:対応できる作業(車検、オイル交換など)、だいたいの料金、かかる時間、代車の有無、支払い方法、待合スペースの設備(Wi-Fiやキッズスペースなど)。
- 毎週の動き:短い近況の投稿を週1回。季節の話題(夏のエアコン、冬のバッテリー)も入れる。
- 見る数字見る数字:「電話ボタンのタップ数」「道順の表示回数」「ページの表示回数」。
2. 口コミの集め方と返し方を決めておく
- お願いのタイミング:お会計や納車のときがいちばんお願いしやすいです。
- 言い方の例:「本日の担当○○です。ご不便はなかったでしょうか。よろしければ、良かった点を一言だけ書いていただけると、とても励みになります。」
- やり方:スマホのカメラで読み取れる四角いコード(=二次元コード)を印刷したカードを手渡し、そこから書いてもらう。
- 書いてほしい内容:「作業が早かった」「説明がわかりやすかった」など具体的な体験。写真をのせてもらえるとさらに伝わります。
- 返信の基本:1日以内に、感謝→評価された点の再確認→次回に役立つ一言、の順で返す。低い評価には、まずお礼→事実確認→個別に連絡の提案→解決後に追記。
3. すでに来てくれたお客さまへ時期に合わせてお知らせする
- 準備:お客さまごとに「車種・年式・前回来店日・走行距離・実施した作業」をメモにまとめておきます。
- お知らせの時期:車検は2か月前・1か月前・2週間前、オイル交換やタイヤ交換は目安の時期に合わせて。
- 連絡方法:LINEなどの連絡アプリ、携帯電話のショートメッセージ、はがき。未読の人には別の方法でもう一度。
- 文面の例:「【○○整備】◯◯様、前回のご来店から○か月です。5分で仮予約ができます。代車もあります。こちらからどうぞ→(予約ページ)」
- 見る数字:案内を送った人数に対して、予約した人・実際に来店した人の割合。
4. メニューと料金をわかりやすく見えるようにする
選ぶのが楽になるように、良い・より良い・とても良いの3段階で用意
(例:基本整備/おすすめ整備/予防のための整備)。
- 表示:合計でいくらかかるかをはっきり書く(作業代・部品代・必要な費用の目安)。追加料金が必要になる条件も先に書く。作業時間の目安もセットで。
- 置き場所:店頭の看板、待合スペース、ホームページ、チラシ。どこでも同じ言い回し・同じ順番にそろえる。
- ひとことQ&A:「軽自動車も同じ料金?」「持ち込み部品は可能?」など、よくある質問を短く添える。
5. 予約までの流れを短く、入り口を一つにする
- 入口:一番使ってほしい入口(たとえば「予約ボタン」)を1つに決め、画面の目立つ場所に置く。電話は画面の下に常に出るボタンにして補助に。
- 入力項目:名前・電話番号・希望する作業・希望日時・車種の5つだけに絞る。
- 使いやすさ:空き状況がカレンダーのように見えると便利。送信後は「何分後に折り返すか」を表示し、自動の確認メッセージも送る。
- 来店まで:前日と当日に自動で思い出してもらう連絡を送り、うっかり忘れを防ぐ。
- 見る数字見る数字:「予約ページまで来た人のうち、最後まで送信した人の割合」「最初の連絡までにかかった時間」「予約から実来店までの割合」。
6. 地図で見つけてもらう工夫を続ける
- お店の種類の設定:「自動車の整備」など、内容に合うものを選ぶ。女性スタッフやキャッシュレスなど、設備や対応も漏れなく入れる。
- 近くの人に伝える:説明文や投稿の中で、実際に来てほしい地域名を自然に入れる(例:「◯◯市と△△町の皆さまへ」)。
- 投稿の計画:月に3回、季節の話題、作業の事例(台数・時間)、お客さまの声をローテーション。
- 写真のコツ:明るい時間に、水平で、中心に被写体。外観は道から見たときに分かるように撮る。
- 道案内:ホームページに地図を入れ、「◯◯の交差点を右に曲がって30メートル」など文字でも説明。
7. 小さな体験を整えて、自然に口コミが増えるようにする
- 来店前:音や振動など「どんなときに気になるか」を事前にフォームで聞き、当日の時間を短くする。
- 作業前:点検表を見ながら、交換が「必要」「できれば」「様子を見る」の3段階で色分けして説明。
- お渡し時:ハンドルやシートの位置を元に戻し、車内の保護紙を丁寧に外す。ダッシュボード内の私物には触れない。
- 次回の準備:次はいつ頃来るとよいかを「月」と「走行距離」でカードに書いて渡し、希望があれば連絡アプリでも画像を送る。
- 紹介が生まれるしかけ:2回目の来店時に、友人や家族に渡せる小さな紹介カードを同封。紹介した人・された人のどちらにも小さな特典を用意する。
まとめ
集客は「見つけやすさ×安心」の積み重ねです。今日の10分で〈Googleや地図のお店情報を最新に整える〉〈会計時に口コミカードを1枚手渡す〉〈予約の入り口を1つにして入力は名前・電話・作業内容・希望日時・車種の5項目に絞る〉のうち“できそうなことを一つだけ”実行し、電話の回数や道順表示、予約や口コミの数字が少しでも動いたらその手を続けて広げ、迷ったらまずはお店情報の更新から始めてください—この小さな一歩が来週の問い合わせを、来月の入庫を着実に増やします、あなたなら必ずできます。